12日、ジュネーブからリヨン、マルセイユを経由し、乗り換えなしで南仏ニースに向かった。
TGVは、マルセイユで、進行方向が、逆向きになり、ラッキーにも海側、進行方向よりの窓際の席になることができた!!
ニース-マルセイユ間で、プロバンスとコートダジュールを代表する海の景色を車窓から臨めるのだが、前回、TGVに乗ったときは、反対側だった。。。進行方向が変わるなんて思っても見なかったので、今回も海側じゃないと思っていたので、すごく、得した気分。
サント・ロペ,サント・ラファエル,カンヌ,アンティーブとリゾート満開の観光都市の景色を車窓から眺めることができた。
特に、サント・ラファエルからカンヌに抜ける1車線の湾岸道路が切り立つがけのような崖のような場所に延々続いていたのには、車で走りたい気持ちに揺さぶられた。
サント・ラファエルの街の景色と海が非常にエキサイティングな印象を受けたので、次は、訪れたいなと思わせた。
TGVは、20:10定刻で、ニースに到着。
駅から歩いて、10分、宿泊先のセイント・ジョージ・ホテルに到着。
部屋に荷物を下ろし、早速、夕暮れのプロムナード・デ・サングレに向かった。
途中、マセナ広場に出る。2年前は、工事中だった噴水、そして、広場が、完成していて、全然、見える景色が違って見えた。秋には、トラム工事も完了するので、さらに近代的な通りになるだろう。
プロムナード・デサングレに出て、海を少し眺めて、南仏気分を味わう。
そして、なじみの「MY SUSHI」で食事をとった。
13日、朝、8時起床。 ホテルの近くの大型スーパー「モノポリス」で食料を調達。
とにかく、円安ユーロ高なので、節約が賢明。 1ユーロ170円だと、格安の場所で、買い物をしないとミネラル・ウォーターまで2倍以上の違いがある。
実際、エヴィアンで、500mlが2ユーロするところもあれば、1500mlが1.5ユーロのところもある。
フランスでは、夕食以外は、スーパーのパンと中食、果物で、安く済ませることにした。
軽い昼食を済ませ、ちょうど12:00にホテルをチェックアウトし、駅に向かった。
今日からレンタカーを2日間借りることなっている。ニース駅のハーツを利用したが、前回は、こちらで車を返却したことがあったので、システムは把握していたつもりだった。
担当したハーツのスタッフから、空港利用税とフランス・ナンバー税が追加が必要とのことと、できればフルカバーの保険に入ったほうがよいと薦められた。結局、日本で申し込んだ以外に追加で70ユーロもかかってしまった。。。フルカバーの保険(16ユーロ/日)は、2回目だったので入らなくても良かったかも。。。
今回、借りたのは、OPEL ASTRA GTC ・・・クーペタイプのディーゼル車だった。
駅に隣接するイビス・ホテル6Fに駐車してあるオペルの乗り込み、ニースの街を抜け、プロムナード・デサングレ沿いの98号線を、今夜の宿泊先のアンティーブのホテルに向けて走り出した。
途中、ニース国際空港を左手に通り抜け、しばらく直進。サークル交差点を2つほど通過した後、真っ直ぐ進んだところ、なんとA8というノルつもりもないフリーウェイに出てしまった。そういえばと、2年前を思い出す。直進ではなく、直進後すぐに、「アンティーブ方面」の道を右折したんだった。。。
引き返すわけにはいかないので、そのまま料金所まで進む。前の車の人を参考に、自動料金機の半円錐の投入口にコインを投げ入れ、料金所を通過、初の高速走行だ。
右側の走行車線をすすみ、5分くらい「ANTIBES」の出口を出る。
全く道がわからなかったが、「ANTIBES CENTRE」の標識を頼りに、なるべく大きな道を進んでみる。。。。15分ほど進んだところ、なんだか以前も通った気がする道に出ることができた。
日本でも、カーナビは使っていないので、こういうときの方向感覚とカンは、我ながらスゴイと思った。
アンティーブ駅の前を通り、ボード・ド・メールに出た。2年前、偶然、通りがかり、感動した湾岸通りだ。 2年ぶりのこの湾岸通りの海には、前回よりの車がたくさん止まっている。日焼けをしている人。キャンピングカーを止めている人、自転車で来ている子供達など。。。。
かなりの日差しの強さだったが、すこし、海の方に出て、青い空と青い海、そして、要塞が織り成す景色をしばらく眺めてしまった。
2年前と違ったのは、玉砂利がすくなくなっていたこと。潮の満ち干きの問題かもしれないが、ゴツイ岩がゴロゴロしているのが目立ったこと。。。
30分ほど、海を眺めた後、ホテルに向かうことにした。地図上では、5分以内で到着するはずだ。
ボード・ド・メールからアヴェニュー・ド・ニース入り、ホテルに左折する道を探すが、なかなかわからない。
「VILLENEUVE」駅前で左折し、電話することにした。
当然、仏語は、話せないので、英語で話したのだが、何とか今の位置からどちらなのかきくことができたので、車を走らせた。 だが、1回目は、左手に30m右折とのホテルの看板を見つけるが、通り過ぎてしまう。
次のサークル交差点でUターンし、2回目に右折する道の直ぐ上の看板をみつけ、ようやくホテルに着くことができた。
初めての地で郊外のホテルに車で行くというのは、結構、冒険だ。。。昼間でよかった!
ホテルに荷物を下ろし、早速、今回の目当てのサン・ポールに向けて、車を走らせた。
こちらの車、ドアのガラスを全開にしている車が多い。日差しは、とても強いが、空気がカラッと乾燥していて、気持ちがいいからか、エアコンをつけていないのかはわからないが。。。
そのせいか、道で隣り合わせた若者同士がなにやら話している光景を幾度か目にすることがあった。
フランス語なので、内容はわからないが、「あそこの角まで、競争しようよ」なんて、言っているのか、冗談まじりでちょっと挑発している感じのラテン系のノリがいいなと思った。。。フランス語がわかれば、もっとおもしろいのになあ。。。。
アヴェニュー・ド・アルプスという通りを北上、サークル交差点を4つほど通りすぎ、約20分ほど進むと、次第に登り阪になり、5分くらい登ったところ、サンポールの村の前についた。
案内に従い、左手の有料駐車場に車を停めた。有名な鷹巣村ということで、結構、観光客が多い。
中に入ると、2mくらいの狭い通路が1本、迷路のように分岐している。両脇には、多数のギャラリーが点在している。
実際に、生活をしている人もいるようで、奥のほうの区画には、標識や洗濯ものを干してあったり、生活感のある場所もあった。
1時間ほどで、駐車場に向かったが、村の入り口すぐ脇に、公共駐車場があるようだった。12~13台ほどしか停められないようだが、無料のようだった。。。関係者専用かな。。。
サン・ポールを後にし、アンティーブ方面に、元きた道を戻ることにした。
自動料金機には、1.6ユーロとの表示。。。前回と同じくコインで払おうと、財布を覗くが、30セントしかないではないか。。。
これは、カードで払うしかないとクレジットカードを通すが、料金機は受け付けてくれない。
これはしようが無いと、車から降りて、隣の出口側の料金のおじさんに、「カードが使えないから、両替して」 と5ユーロ紙幣を渡し、コインに両替してもらった。
その間、3分くらいだろうか、後続車には、めちゃくちゃ迷惑をかけた。。。恥ずかしい。。。
時間も20時を回っていたので、ここで、ウインドーショッピングと食料を調達し、ホテルに戻った。