Friday, August 12, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 5 ( Villneuve Loubet(A8) - Monaco(A8) - La Turbie - Saint Lourent(A8) )

(2011/7/28)

朝4時30分起床。。。 コートダジュール 夜明けの最後のドライブ。

Grand Corniche

目的地は、チュルビー村。。。ニースとモナコを結ぶ断崖道路で一番標高が高いルート Grand Coeniche の山頂付近にある村だ。

5時30分、ホテルの地下駐車場から シルバーのFestivaⅡを出車。

ホテルから10分程と近い Villneuve Loubet のインターから A8-La Provancal 高速道路に乗る。。。このインター、ニース周辺のA8のインターのなかでも海岸線に一番近い場所をはしっており、アクセスがとても便利。料金は、入り口で0.7 ユーロ。ニースの手前あたりの料金所で、さらに1.5ユーロ。。。トータル2.2ユーロだった。

夜明け前のA8高速は、車の数も少なく、とても走りやすい。制限速度は、70km~130kmと走行区間によって異なる。ところどころ速度監視カメラが設置されており、結構厳しく、速度超過の違反を取り締まっているそうだ。


チュルビー村に行くには、モナコ・インターかチュルビー・インターのどちらかで降りる必要があるのだが、誤ってその前のインターで下りてしまった。。。我ながら焦っていたのか。。。しかたなく再度、インターに乗り直す。そして、1区間先のモナコインターで降りた。

ここで、問題が発生。。。1区間なのに料金が 2.2ユーロだったのが計算違いだった。。。朝の早い時間だったので、料金所は、無人で、コインによる自動支払機による支払いか、カード支払いのどちらか。。。。手持ちのコインは足りず、また、手持ちクレジットカードは、支払い不可能。どうも遠い海外で発行されたクレジットカードは受け付けないようだ。。。バーがしまったままで立ち往生状態。。。恥ずかしい!!
実は、4年前にも乗るつもりがないのに、A8に乗ってしまい、同様なことになったのだが、その時は隣の料金所の係員に両替してもらった記憶がある。。。だが、今回はそれもできない。
仕方なくパーキングランプを点灯し、緊急コール・ボタンを押した。
「Bonjour, ・・・」女性の声で返答があったので、英語で、クレジットカードが使えなくて困っていることを伝えると「Someone will Comming.」との回答。
そして、5分ほどで、20歳前後の若い男性が軽量バイクに乗ってやってきてくれた。。。 20ユーロを両替してもらい、「Merci,  boucoup !」 とお礼を言って、ようやく料金所を通過した。

時間は、6時15分、夜明けの時間。
モナコインターからモナコ方面に数分山を下った先にチュルビー村への分岐があり、そこから1車線のワインディングがしばらく続く。。。通称 Grand Corniche -大いなる断崖道路
眼下には、南仏らしい素晴らしい眺望が広がる。。。夜明けに向かう朝焼けの空の下、紺碧の海、左にCAPーD'Ail-岬の緑、赤茶色と白といった建物たち-これぞ、南仏といったカラーコントラストだ。

山腹を登ること15分で、山と山の境界の山頂付近に位置する La Turbie (チュルビー村) に到着。
夜は、モナコの宝石のような夜景が望める村だ。。。
ローマ時代のトロフィーのモニュメントがある敷地の上の駐車場に車を停めて、駐車場の柵の隙間奥の高台から早朝のモナコ全景を見ることができた。

Monaco View From Turbie

チュルビー村には、30分ほどの滞在で、再度、ドライブを楽しむことにした。
行きは、東の山を登ったことになるので、帰りは、西の山から下ることにした。くだり始めてすぐ、
ロータリーがあり、A8方面とNice-Eze 方面に分岐していたので、Nice-Eze 方面にすすむ。。。その先には、Nice方面とEze 方面の分岐を、Eze 方面にすすんだ。
道は、行きと比べると、車幅は広めで、くねくね度合いも少なかった。。。正面の山の中腹には、教会が中央に位置する鷹巣の村が見える。

下り10分くらいで、なんと、ニースーモノコを結ぶ中間ルート、ちょうどエズ村を過ぎたあたりに出てきた。。。そうか、あの鷹巣村は、Eze だ。。。頭の中で複数の断崖ルートと分岐が結びつく。

朝陽に照らされる Eze の村は、絵葉書のようにきれいだった!!

Eze - Morning View

時間は、7時15分過ぎ。。。中間ルートをニース方面にしばらく走った後、ユーターンし、再度、チュルビー村への分岐を左折し、チュルビー村手前のロータリーをA8方面にすすみ、高速に乗って、ホテルへの帰路に向かった。。。トラブルはあったが、清清しい気分での早朝ドライブを楽しめた。


高速走行30分ほどで、Saint Lourent インターを出て、Nice Promnade d'angre 通りから、Antibes Bord de Mer に入り、帰国前に、おなじみのMy Beach にお別れと再会の約束の挨拶をした。

ホテルを9時30分過ぎにチェックアウト。
空港近くのガソリンスタンドで、ディーゼルオイル約50 l の満タンに入れて、3日間ドライブを共にした FestivaⅡ をターミナル2のレンタカーステーションに返却した。。。大きな不満はない良い車だった。

11時過ぎに空港チェックイン、13:00発のオランダAMS経由で、日本への帰路に着いた。

今回の、コートダジュール・ドライブ、高速を利用することで、大きな時間短縮で行きたいところに行けることを実感。。。次回ドライブ旅行では、東のイタリア方面に、ストラダーレ(A10) を使って、また、西のプロヴァンス方面には、A8 他 を使い、もう少し訪れる範囲を広げてみたい。

Thursday, August 11, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 4 (Juan Le Pain - Cannes -Corniche de l'Esterel - Saint Raphael - Frejus )

(2011/7/27)

4日目は、あいにくの雨のドライブとなった。

朝、8時に、ホテルから 10分くらいの Juan Le Pain  の ジャズフェス会場を見に行った。

会場の公園では、来年に向けて? コンファレンスセンターが建設中だった。

9時頃から、ゲリラ豪雨のような激しい雨がふりだした。
コートダジュールの雨は、1年で50日ほどしか降らないのに。。。。午後以降の回復を願いながら、今回のドライブルート2つ目の Corniche d'Or (黄金の断崖道路) に向けて、まずは、カンヌ方面に車を走らせた。
Antibes Centre から Cannes 方面にすすみ、途中のロータリーで、海岸方向 Palm Beach に入り、直進。そして、Cannes のCroissette 通りに入り、高級ホテルと縦列駐車の横目に、しばらく進むと映画祭で有名な Palais de Congres (パレデコングレ)。。。雨が降っているので、帰りに立ち寄ることにして、横を通り過ぎた。



海岸通りを進むと、「Bord  Mer  Per  Saint-Raphael  」との標識。
いよいよ、Cornishe de l'Esterel だ。道は、しだいに海岸側の登りの峠道になり、運転好きの心をくすぐる。道路周辺も、次第に赤茶けた土や岩肌が目立つようになってきた。
要塞のような歴史をおもわせる建物や家並みも現れ、雰囲気をもりあげる。

あいにくの雨模様だが、前を行く車もすくなく、思い存分、峠走行を楽しんだ。
左は断崖絶壁、右にはすぐTGVと併走/対向する箇所があり、ドライブとしては、最高のロケーションだ。

Corniche d'Or et TGV

4年前、TGVの中からこの道を走りたいと思ったのが、今回のドライグのきっかけだが、実際に走ってみると本当に、魅力的だ。
通称、Corniche d'Or (黄金の断崖道路) とよばれるこの道、ニース-モナコの断崖ルートと比べると、距離は短く、道幅の狭いが、素晴らしい景色が目の前にくりひろげられる走行周辺環境の断崖峠道といえる。。。天気の良い夕暮れにこの道を走ると、夕焼けの演出で最高だろう。。。

20分ほどの、絶景の峠道を過ぎると、下りの一般道になり、また、海岸通りに進むこととなった。
しばらく進むと、Saint-Raphael  のビーチに到着。対岸には、海の家のようなこじんまりした店が500mほど続いている。他のコートダジュールの街にくらべ、若者がおおく、こじんまり気軽な印象のビーチだった。
海岸通りをさらに西にむけて、すすむと Frejus の街に入った。一転、大きな高級住宅が立ち並ぶ落ち着いた街並みが姿をあらわした。メインビーチの海岸通りは、道路整備されていて、有料駐車の「Payant」も整然と配置されている。
時間は、14:00過ぎ。。。雨も止みそうにないので、その先の Saint-Ropeに向かうのはあきらめ、Cannesにむけて引き返すことにした。

再び、Corniche d'Or  のドライブを堪能した後、Cannes に戻り、ショートストップ。
Croissette 通りの Payant に駐車しようとスペースを探すが、なかなか見つからず、目的のPalais de Congres (パレデコングレ) から1.5kmあたりの場所にようやく車を停めることができた。
雨の Palais de Congres (パレデコングレ)、階段の赤絨毯のあたりは、観光客でいっぱいだった。

Palais de Congres 

17:00頃 夕食をとり、ホテルに戻り、雨も止まず、とても疲れていたので、休むことにした。

雨のドライブは、やっぱり疲れるなと実感。。。。

Saturday, August 06, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 3 (Monaco-Menton-San Remo)

(2011/7/25)

コートダジュールドライブ2日目、イタリア国境越えて、おいしいイタリア料理を食べるのが目的。
まずは、モナコからマントンに向かう。
天気も良好で、マントンの浜辺は、海水浴を楽しむ人たちでいっぱいだ。
車を海岸道路に駐車し、マントンの旧市街を散策。 昼食時でランチとる人を横目に路地裏を丘の上の教会に向けて歩いていった。
教会前の広場に出ると特設のステージのようなものが設置されていて、そこからは、海への眺望が。。。ここでも音楽フェスがあるのかも
1時間ほど旧市街界隈を見て回った後、再びイタリアにむけて車を走らせた。

France ⇒ Italie

マントン旧市街から海岸通りを進むこと、ほんの20分ほどで、青地に星「Italie」の標識、イタリア国境地点へ到着。
国境地点には、旧検問所のような建物が建っており、制服姿の警官のような5~6人がいたが、入国に関しての検問はなかった。。。あっけない、21年ぶりのイタリア入りだ。

イタリアに入ると、町並みは一変。 南仏の圧倒的な開放感は薄れ、落ち着いた雰囲気。。。日本の湘南あたりの海岸の道や町並みに近づいた。

海岸通りを直進、しばらくすると海側から少し離れた道を進むことになり、Ventimiglia という街に入ったあたり、橋を渡ったところで右折し、再びビーチ沿いの1車線の道を進んだ。
2km進んだ後、サンレモ方面に左折し、Macのある交差点で、右折、サンレモへの国道メイン通りを直進した。

SANREMO

時間は14:00を過ぎていたので、ランチを食べる場所を車の中から探す。

サンレモ中心街の手前で、イタリアのお母さんらしい眼鏡をかけたフクヨカな体型のマダムが、テラス席のお客に料理を笑顔でサーブしている姿が見えた。。。おいしそうと直感!!

中心街まで車をすすめてみたものの、先ほどの店がよさそうだと、ロータリーでUターンした。
BAR 「TAVOLA CALDA」 、少し勇気をだして店内に入り、しばらく間をおいて、マダムの「Bonjour」の挨拶。 食事をしたいことを伝えて、店内中央壁よりの席に着く。
店内には、オウムが1羽。。。「Chao!!」 「..?..?」 なにやらイタリア語話している様だ。


メニューから、12ユーロの Spagetti alla Pescatolle (英語で確認したら、シーフードMIXスパゲッティ)と コーラを注文。

しばらくすると、パンのバケットと大きなボトルのままのオリーブオイルとバルサミコが出てきた。

それぞれのボトルの先には、ストロー状のものが付いていて、パンに直接つけて食べるようだったので、それぞれ試しに食べてみた。。。バルサミをパンに直接つけて食したことはなかったので新鮮だった。。。通の食べ方なのか??

注文から20分程後、メインのスパゲティが登場。。。ご主人がサーブしてくれた。

トマトベースのソースに、まさにシーフードMIX。。。大きな海老が2尾、オマール貝にアサリ、小エビに小イカ、予想以上に旨いしそう。。。。海のエキスが染み出たソースが、本当に美味で、パンをつけて食べると、幸せな気持ちになるほどの一品だった。
気取らない素材を生かした料理で、ホントに満足のいく一皿だった。
おいしくスパゲティとパンを平らげていると、陽気なマダムは、店内で遊んでいた10歳前後の娘さんと出かけるようで、去り際に、笑顔で「Benne?」とたずねてきた。 右手で輪をつくり、イタリア語で「Benne, Bouno!」 と反射的に返した。。。人のよさそうな雰囲気は、イタリアのマンマのイメージそのままだ。

完食後、ご主人にも、とてもおいしかったと挨拶して、勘定を済ませて店を後にした。
この旅一番の食事、日本人には、イタリアンが合うなと実感。
「TAVOLA CALDA」 人のよさそうなマダムと誠実そうなご主人が作ったバランスの良い一品が味わえる店。 トイレもきれいで好感が持てた。。。また、次回必ず訪れたいと思った。


時間は、16:00すぎ、本日の宿泊先、Antibesの近くのホテルにむけて、帰路についた。
帰りは、Ventimiglia のビーチ沿いの通りの先、橋を渡る前に右折し、高速A8方面に進む。
入り口の料金所で、2.2ユーロ払って、A8にのり、一気にコートダジュール空港まで、40分のドライブ。 

A8 - La Provancal

フランス国境を過ぎ、マントン、モナコ、そして、ニースのいくつかのインターを通り過ぎ、山の中から次第に海側に道路が続く。行きは2時間以上かかった道を一挙に渋滞もなく、通り過ぎる。。。やはり、高速は便利で早い。

2つ目の料金所の前、空港方面出口をでると、川沿いの第2ターミナルに通じる空港まで約3分のロータリー前の道におりた。

空港から初日と同じ道を通り、Antibes Bord de Mer 近く、前回の旅で2泊したおなじみのホテルに、19時過ぎにチェックインした。

Sunday, July 31, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 2 pm (Villefranche-Sur-Mer⇒Eze⇒Monco)

(2011/7/25 pm)

今回の旅のテーマは、コートダジュール湾岸線ドライブ。。。ニース空港を起点として、2ドライブを計画。 

1)ニースの東側の Villefranche-Sur-Mer に1泊し、東側 イタリア サンレモ までのドライブ。
2)ニースの西側、前回宿泊した Villneuve-Loubet に2泊し、西側 サントロペ までのドライブ。


いよいよ、ドライブ初日、車をレンタル後、思い出の地に挨拶をした後、Villefranche-Sur-Mer の駅に通じるメイン通り沿いにあるホテルにチェックインし、食料と荷物をホテルの部屋に置いた後、 ニース-モナコ 間の断崖沿岸道路 を4年ぶりに走ることにした。

3ルートある ニース-モナコ 間の断崖沿岸道路のうち、海側ルート と エズ経由中間ルート の2つ を 前回走破済み。 
今回は、海側ルートからエズ村に抜ける道、Villefranche-Sur-Mer のメイン通りから、ちょうど分岐している抜け道から、中間ルートに入り、エズに立ち寄ることにした。
前回、見逃したニーチェの小道を訪れるのが、目的。

エズの村に入る左手前にその入り口がある。エズの村から下りのくねくねと曲がった山道だ。45分で、駅に着くようだが、夕暮れ時ということもあり、途中で折り返した。
こじんまりとしたエズの村の中を一回りしたあと、モナコの向けて車を走らせた。
時間は、18:00過ぎ、モナコに向かう道は、途中車幅減少している箇所があり、2kmほど渋滞した。


20時前にモナコに到着。 F1で、おなじみのカジノスクエアから、ロウズ・ヘアピン、トンネルを抜けて、シケインをとおり、ヨットハーバーの前の駐車場に駐車、夕暮れのモナコの街を散策することにした。


アルベール1世通りの奥に進んだところ、トランペットとベース&ドラムスの生演奏と思われる音色が響いているのに気が付いた。。。。その音色のするほうに引き寄せられるようにすすんでいくと、小奇麗な広場で、なんと無料と思われるJAZZの生演奏をしている。。。。ラッキー!!!
ステージ前に用意されていた椅子にすわり、約1時間ほど、演奏に聴き入った。

JAZZ LIVE  in  SQUARE T-GUSTAUD

演奏は、1部が、カルテット(tp、kb、b、ds)での、コンテンポラリージャズ。。。ウェザーリポートのような。。。リズム隊がジャコ&アースキンを彷彿させる。 ハービー・ハンコックの「One Step Closer」の演奏で締めくくられた。
2部が、3 vocal ( M×1, F×2 )+カルテット(1部のメンバー、ベースとドラムがスイッチ)でのスタンダードジャズ。。。「Autum Leaves」 など演奏された。

演奏をきいているのは、近隣に住むとおもわれるマダム&ファミリーが中心。 夜9時すぎだったが、かわいいTシャツ&ショーツ、サマードレスをきた5才以下姉弟たちが元気に走り回って、はしゃいでいる。。。ヨーロッパ一安全な街だと実感。。。
演奏が進むたびに、クチコミで連絡が回ってなのか、人がどんどん増えて、椅子はほぼ満席状態になった。

今回の旅では、タイミングがあわず、前回のようにヨーロッパのジャズフェスを回ることができなかったので、偶然とはいえ、音楽を聴き入ることができて非常にうれしかった。
1時間ほど演奏に浸ったあと、途中で退席、 街中の探索再開。
フェラーリディーラーやホンダディーラー、 F1にちなんだショーウィンドーなどを見て回った。

そして、22時頃、ホテルへの帰路に着いた。

Cote d'Azul Drive - Day 1 & 2 am (Nice⇒Antibes Bord de Mer )

(2011/7/24)

13:35  NRT- AMS  17:35   KLMオランダ航空 スキポール空港行き (約11時間のフライト)
座席は、30K(右の窓際)だった。。。希望の通路側は空きがなく、追加で130ユーロ追加を払えば席を用意できるとのことのことだったが、もったいないので隣が空席の窓際にしてもらった。行きは、とても長く感じたが、フライト時間10時間余りで、40分早く、スキポールに到着した。

20:30  AMS- NCE  22:30 スキポール空港 乗り継ぎ ニース・コートダジュール空港行き
スキポール空港は、ヨーロッパでも指折りのハブ空港で、1ターミナル構造で、乗り継ぎの効率化されている。 ニース便の航空券を、成田のカウンターでチェックイン済みだったが、貰っていなかったので、自動券売機で発券。 ニース行き搭乗機のゲートに入る前、パスポート審査と荷物チェックがあった。ここで、オランダに入国したスタンプを押してもらうことになった。
ニースに向かう飛行機は、City Hopper という横4列席の中型機。 日本人は、一人だった。
2時間のフライト中、サンドイッチとドリンクのサービスがあった。
飛行機の窓から見るコートダジュールの港と街並みは、宝石をちりばめたような美しさ。。。気分が高揚する。

空港到着、人の流れに沿って、ARIVAL から Sortie へ進むとそのまま外にでてしまった。
入国審査手続きがない。。。。前回(2005年)は、ヒースローから到着したときは、外国人(フランス人以外)入国カードを提出し、入国スタンプを押してもらった記憶がある。
不安になり、空港案内の女性に聞くが、冷たい対応。 時間は、深夜だし、とりあえず、予約した空港近くのホテルに向かい、翌日日本領事館に問い合わせることにした。

ホテルは、ターミナル2からターミナル1へ無料シャトルバスで移動。 そこから徒歩で10分圏内のはずだが、すぐ見つかりそうになかったので、親切そうなタクシー運転手の初老のおじさんに英語でホテルの場所を聞いて確認。 親切に分かりやすく教えてくれた。。。良かった!
ホテルに到着し、さすがに長旅でへとへとだったので、湯船につかり熟睡した。

(2011/7/25 am)

Nice Inte'l Aeroport

翌朝、6時起床。 15分後に夜明け。。。空港が間近で、飛行機が離陸していくのが見える。
椰子の木や乾燥した空気が、南仏にきた気分をさらに上げさせてくれた。 
初日なので、すこし贅沢にビュッフェの朝食(9ユーロ)をとり、9時半頃、昨日の入国審査の件を、日本領事館へ電話で問い合わせした。
担当の方の話では、シェンゲン条約というヨーロッパ各国が加入している条約(イギリスは非加盟)があり、加盟国間での入国審査が1回でよいのだそうだ。いつ加盟国間で入国し、いつ出国したかが、重要視されているらしい。また、現在は、入国カードについては、なくなっているとのこと。
無知なのは、ソンだ。。。。取り越し苦労だった。

そして、早速、車を借り出すために、10時過ぎ、空港ターミナル2に向かった。
CAR RENTAL CENTER という立派な3階層施設ができており、日本で予約した Herz で VW  POLO ディーゼル を借りるはずだった。 ところが、POLOは人気で借りられず、OPEL CORSA を手配された。 車を確認しエンジンをかけてみたが、ディーゼルのトルク感がなく、おかしいなと思ったところ、ハイオク仕様の車だった。。。それに、待機中と思われるPOLOが、少し離れた場所に1台駐車されている。。。これは、抗議しないと納得いかない。 Herzのカウンターに戻り、ディーゼルクリーン車指定で、予約しているので、ディーゼル車がいいことと、POLOを貸して欲しいと申し出た。
POLOは、用意していないと頑なに断られ、ディーゼルについては、FORD FESTIVAⅡ と Hyndai の2台だけとのことだった。。。 結局、ディーゼルの条件は譲れなかったので、FESTIVAⅡ を選んだ。

1.4L TDCT ディーゼル・ターボエンジンのFESTIVAⅡは、アイドリングスタートもできるほどで、2リッターNAクラスくらいのトルクがあり、ペダル配置やシフトの操作具合もスムーズで、不満なく3日間を過ごせそうだった。

最初に向かったのが、空港至近の 「CAL3000」、 ギャラリー・ラファイエットも入っている大型モールだ。 空港から向かうには、Antibes 方面、プロムナード・デサングレ通りに出ないといけないが、第1ターミナルの入り口から高架橋を下り、ロータリーから抜ける道が唯一の出口だった。
CAL3000では、グルメ・ド・ギャラリーラファイエットという食料品フロアで、ランチと水やパン果物など食料を調達した。。。食料品は、街なかで買うより断然安い。

次に向かったのが、" My Another Sky = Antibes Bord de Mer "
ニース通り、左手に半円形の2つの大型マンション群が見えるあたり、直進するとA8にのってしまう手前、Y字分岐を右に入ってしばらくすすむ。。。4年ぶりのお馴染みの景色が目の前に広がった。。。アンティーブ沿岸道路 (" Antibes Bord de Mer ")

Bord de Mer & TGV

天気がよいこともあり、海側沿道には、車の縦列駐車が延々と続き、玉砂利の浜には、人がいっぱい。。。来るたびに人が増えている。。。6年前に初めて通ったときは、人は疎らで、知る人ぞ知る浜だったのに。。。
それでも、また来ることができたことを、じっくり味わい実感。。。車を停めて、海辺で少し時間を過ごした。

Tuesday, March 15, 2011

「計画停電」 - PARTIAL BLACK OUT

Yokohama Daiei

3/14 関東エリアを5グループに分けた計画停電が実施された。

近隣は、第3グループ に属していて、最寄路線が正午より5時半まで運休となった。

震災の影響で、発電所の停止による、供給電力不足が原因。

この計画停電は、毎日、グループごとに早朝6:20から夜の22:00まで輪番で行われる。
そして、変電所ごとに停電を行うことから区画ごとに実施されるかされないかの明暗が分かれてしまう。実際、近隣は、駅前がすべて停電、駅から10分離れると対象外だった。 

計画停電では、5つのグループごとに、実施時間が異なる。 
最初が 6:20~、 最後が ~22:00 、約3時間ごとに行われる。 
本日の第3グループの実施予定は、12:20~16:00
電力の需要が落ち着くまで、1ヶ月程度行われる可能性がある。




対象エリアの商売については、大打撃だ。

今日は、仕事場も営業停止になり、最寄り駅までの電車運行開始するまで、横浜駅周辺で時間をつぶした。

駅西口のスーパー前には、地震被害の爪あとが。。。。標識が折れ、道路亀裂20m超。

そして、大型電器店にも立ち寄ったが、懐中電灯、乾電池(単1~3)、携帯ラジオ、携帯充電器、カセットコンロなどが品切れだった。


この国家の危機的な状況を迎えて

いかに普段の生活が、便利で円滑に行われていたかを実感。。。。
ただ、震災で被害の大きかった地域に比べればたいしたことはない。

情報が交錯するなか、自分の判断や予測が肝だ。
復興にむけて、自分も力を発揮し、そして、成長したい。

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その後、計画停電は、4/8 をもって、一旦実施しないこととなった。

ただし、夏の電力需要がピークの時期になると 現在休止している火力発電所などが稼動しても、電力の供給不足により、再開される見通しが強い。
電気は、これまでの使いっぱなしから、節電が当たり前となる意識改革が必要だ。
電気予報の情報提供も検討されている。

今後は、電気を使うだけから、自家ソーラーシステムや発電器などで、自給自足する考えをもつ必要性がでてくるだろう。。。

Friday, March 11, 2011

東日本大震災


2011/ 3/ 11 14:46

自宅に向かう高台の道路上で、右手の木造2階建家屋の冊子戸がガタガタ小刻みに震えている。。。。歩いていたので、強風が吹いているのかなと気に留めなかった。

。。。。が、その家の住人が玄関先で 「地震よ・・・」 と叫ぶ声に、地震発生を自覚。

数秒後、アスファルト地面が横打つように揺れ始めた。

20m先正面の小さな公園では、ベビーカーの親子が2組、しゃがみこんでいる。

左先の約1台分の駐車場コンクリート地面になっている安全そうな場所に移動し、しばらく揺れが収まるのを待った。。。。これまで体感したことがない横揺れが数秒続く。。。。

(これが、震度5強 の体験だった。)


左手の坂階段から歩いてきた20代男性も同じ場所にいたが、 「相当、大きいですよね」 といいながら携帯電話をしきりに操作していた。

自分は、携帯を持っていなかったので、震源がどこなのか(近いはず)、被害はどうなのか、今後の余震は。。。。などの情報が欲しくなった。

5分ほど留まった後、すぐ先の自宅にもどり、TVをつけた。

”震源は、宮城県沖、M7.9 大地震発生!!”  大津波注意報がしきりに発令されていた。

その後も余震が30秒間隔で襲ってくる。。。自宅は、2Fなのだが、揺れがダイレクトだ。 そして、

15:15  大きな第2派が襲ってきた。 身の危険を感じるほどの揺れがあり、柱にしがみついた。
なんと、この地震は、別もので、震源は茨城県沖だった。。。

TVの画面では、宮城南三陸町の堤防を越えて黒い津波が町をに見込んでいく様子や茨城大洗に広範囲で勢いのある津波が家屋や畑のビニールハウスを飲み込んで、道路の車に襲いかかる様子が写り出されている。。。まるで映画の映像のようだ。

。。。日本の観測至上、最大の地震の経験  M8.8   東北 関東大地震

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(Google 地震災害状況ページより)

東北地方太平洋沖地震

3 月 11 日午後 2 時 46 分ごろ、マグニチュード 8.8 を記録する地震が東北地方太平洋沖で発生し、停電や火災、津波などの被害が拡大しています。このサイトでは、災害に関する情報や被害状況をリアルタイムで更新していきます。

この地震の影響により、太平洋沖諸国においても津波警報・注意報が発生しています。

緊急用ダイヤル:
171 + 1 + 自宅の電話番号(市外局番からダイヤル)で伝言吹きこみ
171 + 2 + 自宅の電話番号(市外局番からダイヤル)で伝言再生

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マグネチュードは、9.0 に 3/15 訂正され、世界観測史上4番目の大地震となった。
プレート型地震で、震源地より南に400kmの断層が4mにわたり動いたそうだ。
その為、10mを越す津波が発生、東北沿岸地域に甚大な被害及ぼした。。。。