Friday, August 12, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 5 ( Villneuve Loubet(A8) - Monaco(A8) - La Turbie - Saint Lourent(A8) )

(2011/7/28)

朝4時30分起床。。。 コートダジュール 夜明けの最後のドライブ。

Grand Corniche

目的地は、チュルビー村。。。ニースとモナコを結ぶ断崖道路で一番標高が高いルート Grand Coeniche の山頂付近にある村だ。

5時30分、ホテルの地下駐車場から シルバーのFestivaⅡを出車。

ホテルから10分程と近い Villneuve Loubet のインターから A8-La Provancal 高速道路に乗る。。。このインター、ニース周辺のA8のインターのなかでも海岸線に一番近い場所をはしっており、アクセスがとても便利。料金は、入り口で0.7 ユーロ。ニースの手前あたりの料金所で、さらに1.5ユーロ。。。トータル2.2ユーロだった。

夜明け前のA8高速は、車の数も少なく、とても走りやすい。制限速度は、70km~130kmと走行区間によって異なる。ところどころ速度監視カメラが設置されており、結構厳しく、速度超過の違反を取り締まっているそうだ。


チュルビー村に行くには、モナコ・インターかチュルビー・インターのどちらかで降りる必要があるのだが、誤ってその前のインターで下りてしまった。。。我ながら焦っていたのか。。。しかたなく再度、インターに乗り直す。そして、1区間先のモナコインターで降りた。

ここで、問題が発生。。。1区間なのに料金が 2.2ユーロだったのが計算違いだった。。。朝の早い時間だったので、料金所は、無人で、コインによる自動支払機による支払いか、カード支払いのどちらか。。。。手持ちのコインは足りず、また、手持ちクレジットカードは、支払い不可能。どうも遠い海外で発行されたクレジットカードは受け付けないようだ。。。バーがしまったままで立ち往生状態。。。恥ずかしい!!
実は、4年前にも乗るつもりがないのに、A8に乗ってしまい、同様なことになったのだが、その時は隣の料金所の係員に両替してもらった記憶がある。。。だが、今回はそれもできない。
仕方なくパーキングランプを点灯し、緊急コール・ボタンを押した。
「Bonjour, ・・・」女性の声で返答があったので、英語で、クレジットカードが使えなくて困っていることを伝えると「Someone will Comming.」との回答。
そして、5分ほどで、20歳前後の若い男性が軽量バイクに乗ってやってきてくれた。。。 20ユーロを両替してもらい、「Merci,  boucoup !」 とお礼を言って、ようやく料金所を通過した。

時間は、6時15分、夜明けの時間。
モナコインターからモナコ方面に数分山を下った先にチュルビー村への分岐があり、そこから1車線のワインディングがしばらく続く。。。通称 Grand Corniche -大いなる断崖道路
眼下には、南仏らしい素晴らしい眺望が広がる。。。夜明けに向かう朝焼けの空の下、紺碧の海、左にCAPーD'Ail-岬の緑、赤茶色と白といった建物たち-これぞ、南仏といったカラーコントラストだ。

山腹を登ること15分で、山と山の境界の山頂付近に位置する La Turbie (チュルビー村) に到着。
夜は、モナコの宝石のような夜景が望める村だ。。。
ローマ時代のトロフィーのモニュメントがある敷地の上の駐車場に車を停めて、駐車場の柵の隙間奥の高台から早朝のモナコ全景を見ることができた。

Monaco View From Turbie

チュルビー村には、30分ほどの滞在で、再度、ドライブを楽しむことにした。
行きは、東の山を登ったことになるので、帰りは、西の山から下ることにした。くだり始めてすぐ、
ロータリーがあり、A8方面とNice-Eze 方面に分岐していたので、Nice-Eze 方面にすすむ。。。その先には、Nice方面とEze 方面の分岐を、Eze 方面にすすんだ。
道は、行きと比べると、車幅は広めで、くねくね度合いも少なかった。。。正面の山の中腹には、教会が中央に位置する鷹巣の村が見える。

下り10分くらいで、なんと、ニースーモノコを結ぶ中間ルート、ちょうどエズ村を過ぎたあたりに出てきた。。。そうか、あの鷹巣村は、Eze だ。。。頭の中で複数の断崖ルートと分岐が結びつく。

朝陽に照らされる Eze の村は、絵葉書のようにきれいだった!!

Eze - Morning View

時間は、7時15分過ぎ。。。中間ルートをニース方面にしばらく走った後、ユーターンし、再度、チュルビー村への分岐を左折し、チュルビー村手前のロータリーをA8方面にすすみ、高速に乗って、ホテルへの帰路に向かった。。。トラブルはあったが、清清しい気分での早朝ドライブを楽しめた。


高速走行30分ほどで、Saint Lourent インターを出て、Nice Promnade d'angre 通りから、Antibes Bord de Mer に入り、帰国前に、おなじみのMy Beach にお別れと再会の約束の挨拶をした。

ホテルを9時30分過ぎにチェックアウト。
空港近くのガソリンスタンドで、ディーゼルオイル約50 l の満タンに入れて、3日間ドライブを共にした FestivaⅡ をターミナル2のレンタカーステーションに返却した。。。大きな不満はない良い車だった。

11時過ぎに空港チェックイン、13:00発のオランダAMS経由で、日本への帰路に着いた。

今回の、コートダジュール・ドライブ、高速を利用することで、大きな時間短縮で行きたいところに行けることを実感。。。次回ドライブ旅行では、東のイタリア方面に、ストラダーレ(A10) を使って、また、西のプロヴァンス方面には、A8 他 を使い、もう少し訪れる範囲を広げてみたい。

Thursday, August 11, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 4 (Juan Le Pain - Cannes -Corniche de l'Esterel - Saint Raphael - Frejus )

(2011/7/27)

4日目は、あいにくの雨のドライブとなった。

朝、8時に、ホテルから 10分くらいの Juan Le Pain  の ジャズフェス会場を見に行った。

会場の公園では、来年に向けて? コンファレンスセンターが建設中だった。

9時頃から、ゲリラ豪雨のような激しい雨がふりだした。
コートダジュールの雨は、1年で50日ほどしか降らないのに。。。。午後以降の回復を願いながら、今回のドライブルート2つ目の Corniche d'Or (黄金の断崖道路) に向けて、まずは、カンヌ方面に車を走らせた。
Antibes Centre から Cannes 方面にすすみ、途中のロータリーで、海岸方向 Palm Beach に入り、直進。そして、Cannes のCroissette 通りに入り、高級ホテルと縦列駐車の横目に、しばらく進むと映画祭で有名な Palais de Congres (パレデコングレ)。。。雨が降っているので、帰りに立ち寄ることにして、横を通り過ぎた。



海岸通りを進むと、「Bord  Mer  Per  Saint-Raphael  」との標識。
いよいよ、Cornishe de l'Esterel だ。道は、しだいに海岸側の登りの峠道になり、運転好きの心をくすぐる。道路周辺も、次第に赤茶けた土や岩肌が目立つようになってきた。
要塞のような歴史をおもわせる建物や家並みも現れ、雰囲気をもりあげる。

あいにくの雨模様だが、前を行く車もすくなく、思い存分、峠走行を楽しんだ。
左は断崖絶壁、右にはすぐTGVと併走/対向する箇所があり、ドライブとしては、最高のロケーションだ。

Corniche d'Or et TGV

4年前、TGVの中からこの道を走りたいと思ったのが、今回のドライグのきっかけだが、実際に走ってみると本当に、魅力的だ。
通称、Corniche d'Or (黄金の断崖道路) とよばれるこの道、ニース-モナコの断崖ルートと比べると、距離は短く、道幅の狭いが、素晴らしい景色が目の前にくりひろげられる走行周辺環境の断崖峠道といえる。。。天気の良い夕暮れにこの道を走ると、夕焼けの演出で最高だろう。。。

20分ほどの、絶景の峠道を過ぎると、下りの一般道になり、また、海岸通りに進むこととなった。
しばらく進むと、Saint-Raphael  のビーチに到着。対岸には、海の家のようなこじんまりした店が500mほど続いている。他のコートダジュールの街にくらべ、若者がおおく、こじんまり気軽な印象のビーチだった。
海岸通りをさらに西にむけて、すすむと Frejus の街に入った。一転、大きな高級住宅が立ち並ぶ落ち着いた街並みが姿をあらわした。メインビーチの海岸通りは、道路整備されていて、有料駐車の「Payant」も整然と配置されている。
時間は、14:00過ぎ。。。雨も止みそうにないので、その先の Saint-Ropeに向かうのはあきらめ、Cannesにむけて引き返すことにした。

再び、Corniche d'Or  のドライブを堪能した後、Cannes に戻り、ショートストップ。
Croissette 通りの Payant に駐車しようとスペースを探すが、なかなか見つからず、目的のPalais de Congres (パレデコングレ) から1.5kmあたりの場所にようやく車を停めることができた。
雨の Palais de Congres (パレデコングレ)、階段の赤絨毯のあたりは、観光客でいっぱいだった。

Palais de Congres 

17:00頃 夕食をとり、ホテルに戻り、雨も止まず、とても疲れていたので、休むことにした。

雨のドライブは、やっぱり疲れるなと実感。。。。

Saturday, August 06, 2011

Cote d'Azul Drive - Day 3 (Monaco-Menton-San Remo)

(2011/7/25)

コートダジュールドライブ2日目、イタリア国境越えて、おいしいイタリア料理を食べるのが目的。
まずは、モナコからマントンに向かう。
天気も良好で、マントンの浜辺は、海水浴を楽しむ人たちでいっぱいだ。
車を海岸道路に駐車し、マントンの旧市街を散策。 昼食時でランチとる人を横目に路地裏を丘の上の教会に向けて歩いていった。
教会前の広場に出ると特設のステージのようなものが設置されていて、そこからは、海への眺望が。。。ここでも音楽フェスがあるのかも
1時間ほど旧市街界隈を見て回った後、再びイタリアにむけて車を走らせた。

France ⇒ Italie

マントン旧市街から海岸通りを進むこと、ほんの20分ほどで、青地に星「Italie」の標識、イタリア国境地点へ到着。
国境地点には、旧検問所のような建物が建っており、制服姿の警官のような5~6人がいたが、入国に関しての検問はなかった。。。あっけない、21年ぶりのイタリア入りだ。

イタリアに入ると、町並みは一変。 南仏の圧倒的な開放感は薄れ、落ち着いた雰囲気。。。日本の湘南あたりの海岸の道や町並みに近づいた。

海岸通りを直進、しばらくすると海側から少し離れた道を進むことになり、Ventimiglia という街に入ったあたり、橋を渡ったところで右折し、再びビーチ沿いの1車線の道を進んだ。
2km進んだ後、サンレモ方面に左折し、Macのある交差点で、右折、サンレモへの国道メイン通りを直進した。

SANREMO

時間は14:00を過ぎていたので、ランチを食べる場所を車の中から探す。

サンレモ中心街の手前で、イタリアのお母さんらしい眼鏡をかけたフクヨカな体型のマダムが、テラス席のお客に料理を笑顔でサーブしている姿が見えた。。。おいしそうと直感!!

中心街まで車をすすめてみたものの、先ほどの店がよさそうだと、ロータリーでUターンした。
BAR 「TAVOLA CALDA」 、少し勇気をだして店内に入り、しばらく間をおいて、マダムの「Bonjour」の挨拶。 食事をしたいことを伝えて、店内中央壁よりの席に着く。
店内には、オウムが1羽。。。「Chao!!」 「..?..?」 なにやらイタリア語話している様だ。


メニューから、12ユーロの Spagetti alla Pescatolle (英語で確認したら、シーフードMIXスパゲッティ)と コーラを注文。

しばらくすると、パンのバケットと大きなボトルのままのオリーブオイルとバルサミコが出てきた。

それぞれのボトルの先には、ストロー状のものが付いていて、パンに直接つけて食べるようだったので、それぞれ試しに食べてみた。。。バルサミをパンに直接つけて食したことはなかったので新鮮だった。。。通の食べ方なのか??

注文から20分程後、メインのスパゲティが登場。。。ご主人がサーブしてくれた。

トマトベースのソースに、まさにシーフードMIX。。。大きな海老が2尾、オマール貝にアサリ、小エビに小イカ、予想以上に旨いしそう。。。。海のエキスが染み出たソースが、本当に美味で、パンをつけて食べると、幸せな気持ちになるほどの一品だった。
気取らない素材を生かした料理で、ホントに満足のいく一皿だった。
おいしくスパゲティとパンを平らげていると、陽気なマダムは、店内で遊んでいた10歳前後の娘さんと出かけるようで、去り際に、笑顔で「Benne?」とたずねてきた。 右手で輪をつくり、イタリア語で「Benne, Bouno!」 と反射的に返した。。。人のよさそうな雰囲気は、イタリアのマンマのイメージそのままだ。

完食後、ご主人にも、とてもおいしかったと挨拶して、勘定を済ませて店を後にした。
この旅一番の食事、日本人には、イタリアンが合うなと実感。
「TAVOLA CALDA」 人のよさそうなマダムと誠実そうなご主人が作ったバランスの良い一品が味わえる店。 トイレもきれいで好感が持てた。。。また、次回必ず訪れたいと思った。


時間は、16:00すぎ、本日の宿泊先、Antibesの近くのホテルにむけて、帰路についた。
帰りは、Ventimiglia のビーチ沿いの通りの先、橋を渡る前に右折し、高速A8方面に進む。
入り口の料金所で、2.2ユーロ払って、A8にのり、一気にコートダジュール空港まで、40分のドライブ。 

A8 - La Provancal

フランス国境を過ぎ、マントン、モナコ、そして、ニースのいくつかのインターを通り過ぎ、山の中から次第に海側に道路が続く。行きは2時間以上かかった道を一挙に渋滞もなく、通り過ぎる。。。やはり、高速は便利で早い。

2つ目の料金所の前、空港方面出口をでると、川沿いの第2ターミナルに通じる空港まで約3分のロータリー前の道におりた。

空港から初日と同じ道を通り、Antibes Bord de Mer 近く、前回の旅で2泊したおなじみのホテルに、19時過ぎにチェックインした。